インポスターは英語に表すと、詐欺師の意味を表す言葉です。これは、ビジネス社会でよく聞かれる症状で、仕事などでうまくいっているのに自分を卑下する心理があること、自分に不信感があることを表しています。ペテン師症候群などとも呼ばれる状態です。
Asana の調査によると、約6割のワーカーがこの症候群に陥ったことがあると答えています。この症候群は、新入社員のもみに限らずさまざまな人が陥ると言われています。上役の職ほど、インポスター症候群になることが高いと言われています。
この症候群における症状は、世界全体の人口の約7割も経験しているという結果か出ています。それらのほとんどは、自分では気づいていないことが多く、これにかかっている人たちは、暮らしている中で、自尊心のなさやストレスなどに悩んでいることが多くなります。
この症状は、もともとはインポスター現象とも言われていて、ポーリン博士とスザンヌ博士の書いた書籍にも紹介されています。
1970年代に書かれたこの本では、優れた仕事が評価された成功した女性に向けてインタビューを実施ましたが、その成功か運が良かったからだと言ったり、その功績は過大評価だと言ったりするのです。
このような症状の影響を受けるのは、この時代の人達だけではなく、近年でもさまざまな職種の成功者などが影響を受けているのです。
これは、精神障害と認められてものではなく、インポスター症候群から出てくる不安やストレスのために、生活の中で幸福感が感じられなっている可能性があります。長い間これをほおっておくと、うつ病、適応障害のような病気になる結果になるかもしれません。